元プログラマ現Uber配達員、はじめての確定申告part1(理論編)

※税金に関してズブの素人が書いてるので間違ってたらすみません。一応私なりに調べましたのであってるとは思いますが・・・


基本的な売上の記帳

 はじめての確定申告にあたり、非常に幸運なことに税理士の柳下様がYoutubeで解説動画をやっていらっしゃったので視聴。(何本かに分かれてます)



私が解釈を間違えていなければ、



こんな感じのUberの売り上げの資料から、

  • 売り上げ u 円
  • 返金と経費 r 円
  • 受け取った現金 c 円
  • 〇〇に銀行口座に振り込まれました d 円
  • サービス料 -s 円
とすると、青色申告に必要な複式簿記では以下のように書けば良いらしいです。(摘要はただのメモだそうです)

借方勘定科目 補助科目 借方金額 貸方勘定科目 補助科目 貸方金額 摘要
Uber u 売上 u 配送報酬・Uber手数料の計上
支払手数料 Uber手数料 s 売上 s
事業主貸 d Uber d Uberからの入金(銀行口座)
事業主貸 c Uber c 現金の受け取り(現金対応)
Uber r 事業主借 r Uberへの送金(クレジットカード)


最初、売上の部分を私が誤解していて、柳下様にコメントで質問させていただきましたが、快く返信してくださいました。誠にありがとうございました。

経費と売上はそれぞれ独立した行に書かなければいけないという誤った先入観があったのですが、複式簿記上では、1つの行に書けるそうです。


売上の一部をそのまま経費の支払いとして使った、という感じ。



その後、売上から手数料を引いた部分にUberと名前をつけ、それが現金と口座に振り込まれた金額に分かれます。



「返金と経費」は上の図と違い、配達員がUber(資料上の売上)より多く現金をもらった場合の話なので、下の図のようなイメージになると。

(本来の売上と支払手数料(サービス料)は省略)




・・・で、表の中にある事業主貸と事業主借って何ですかって話になるんですが、まず会計の世界では、


事業主(自分)の金と、事業の金は別のものとして扱う


そうです。以下のような感じです。

  • 事業主貸:事業主に貸す、つまり事業主 ← 事業
  • 事業主借:事業主から借りる、つまり事業主 → 事業



参考:個人事業主の給与は?「事業主貸」勘定科目を使った仕訳と生活費の管理


つまり、上記の表では、Uberの報酬として受け取った現金や振り込まれた金を、直接生活費などに回しますよ、ということを表現してるわけです。



こうすると何が嬉しいかというと、個人的な生活費の詳細を記帳しなくてよくなります。一度「事業主の金」(生活費など)という扱いにしておけば、そこから何に使おうと記帳しなくて良いからです。

参考:事業主の生活費はどのように記帳?


もし、Uber(資料上の売上)を普通預金や現金として処理すると、それはまだ事業の金という扱いになるので、そこから家賃などの支払をすると事業の金を動かしているので、記帳する必要が生じてしまいます。

どうせ事業主の金 ← 事業の金 ← Uberになるのだから、

最初から事業主の金 ← Uberにすればいいじゃん、ということだと解釈しました。


で、こうすると事業の金が残ってないので「返金と経費」は事業主に借りて精算した、ということにすると。



特殊な売上の記帳

振込金額が違う場合

私にはマジでなぜかわからないのですが、Uberの資料上の口座に振り込んだ金額と、実際に配達員の口座に振り込まれた金額が1円違うことがあります。柳下様によれば、手数料で調整すればよいとのこと。


入金が1円少ないケース(手数料を1円増やしている)

借方勘定科目 補助科目 借方金額 貸方勘定科目 補助科目 貸方金額 摘要
支払手数料 Uber手数料 1 Uber 1 入金が資料より少ないため調整



入金が1円多いケース(手数料を1円減らしている)

借方勘定科目 補助科目 借方金額 貸方勘定科目 補助科目 貸方金額 摘要
Uber 1 支払手数料 Uber手数料 1 入金が資料より多いため調整


※実際の例(2022/4/12 追記) #

売り上げ資料に記載されている振り込まれた金額が9325円なのに、



実際に通帳に振り込まれた金額は9236円のとき、



Uberからの入金(銀行口座)の金額を実際の金額に訂正し、
その差額を支払い手数料から調整する。





現金チップ

あと、現金配達でたまに「お釣りいらない」と言ってくださるお客様がいます。(現金チップと呼ばれるそうです)こういう場合、システム上には何も記録されないので、当然売上の資料には含まれません。よって、別の売上として記帳するのが良さそうでした。

現金チップ t 円の場合、

借方勘定科目 補助科目 借方金額 貸方勘定科目 補助科目 貸方金額 摘要
事業主貸 t 売上
t 現金でのチップ



経費

ぶっちゃけ大して調べてません。すみません。

なんか10万円以上の場合は面倒くさいらしいです。あと、事業とプライベート両方で使うものは家事按分とかいう、なんかトラブルが起きそうな処理をしなきゃいけないらしいです。税務職員Aは「それで良いよ」って言ったのに、税務職員Bは「ダメに決まってんだろふざけんな」とか言いだす、くだらない問題が起きそう・・・

とりあえず10万円未満の物を配達のために買ったら、消耗品費として処理すれば良いんじゃないでしょうか。
x円の場合、
借方勘定科目 補助科目 借方金額 貸方勘定科目 補助科目 貸方金額 摘要
消耗品費 x 事業主借
x (店名) (品名)





こんなところでしょうか。本当は柳下様の解説と、私が解釈した部分をもっとしっかり分けるべきなんですが、もう疲れました。すみません。


一応私なりに全力を尽くして調べましたが、税金についてはズブの素人なのでどこか間違っているかもしれません。コメントなどで教えていただけると幸いです。


part2の資料準備編はこちら


Youtube版は↓

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