元プログラマ現Uber配達員、はじめての確定申告part2(資料準備編)

part1の理論編は こちら。あと、伝え忘れましたが開業届と青色申告承認申請書は提出済です。控えをとるの忘れたので、いずれ取得します。


売上PDFをダウンロード

まずはUberの売上PDFがないと話が始まりませんので、取得します

過去に色々あったそうですが、現在は「明細を表示する」と「PDFをダウンロード」するで同じPDFが取得できるようです。資料として手元に残しておく必要があるため、ダウンロード一択。

しかし、1年は約52週あり、何十回もクリックするのは手間です。可能なら1回クリックしたら1年分のPDFが全てダウンロードされるようにしたかった(というかUber側がそういう機能を提供するべき)のですが、どうしてもセキュリティ上の制約に引っかかってしまい、回避するのは無理そうだったので断念。

ブラウザ操作自動化で対処することにしました。ツールは私がSelenium IDEしか知らないので、これを使いました。



テスト用ファイルはこちら
(最終更新日:2024/2/15)

※大分修正しましたが、それでもどこかの月の売上が抜けることがあります。
 終わった後に確認し、抜けている月は手動でダウンロードしてください。


会計ソフトに取り込み

次に、PDFファイルの内容を会計ソフトに入力するわけですが、無料の会計ソフトの中でフリーウェイ経理Liteというものが良さそうだったので採用。初期設定でなんかやった覚えがありますが、その辺りはかなり前にやったので覚えてません。すみません。

まず、理論編で確認した勘定科目をフリーウェイ経理Liteで使えるようにしなければいけません。残念ながらマスタの新規追加はできないようなので、既存のマスタをいじって対応。ちょっと怖い。
「マスタ」から「201 科目マスタ」を選択、



「4 会計データの科目登録」を選択、


会社を選択(最初なので1つですが・・・)。この画面が結構頻繁にでてきて説明が面倒なので、以下この画面の操作は省略します。

科目がいっぱいでてくるので、売掛金をUberに変えます。
適当に1168「 売掛金9」を、「Uber」に変更。





「事業主貸」、「事業主借」がなかったのですが、公式Q & Aに対処法がありました。3180「店主貸」を「事業主貸」、



7320「店主借」を「事業主借」に変更。


そして変更を保存。


後はPDFの売上を入力するのですが、なんとCSV取り込みも無料で使えてしまうんです。素晴らしい!まあ、だからこれを選んだんですけどね。手入力はさすがに嫌なので。

取り込めるCSVの形式を確認して、結構頑張って変換用のWEBツールを作りました。

PDFファイルを選択(同じフォルダに入れて Ctrl + Aで全選択すると便利)して、


自動的に変換が始まります。


フリーウェイ経理Lite取り込み用のCSVがダウンロードされます。


CSVの内容はこんな感じ。日付が気持ち悪いですが、まあ仕様なのでしょうがないですね。


ツールは年末の売上の対応がうまくできないので、修正が必要です。(というか、Uberのシステム側が12/31で売上の集計をわけるべき)


Uberからの入金(銀行口座)の日付に ? がついているのはあえてです。PDFの振込日と通帳に記録される振込日が大体違うので、そこも修正しなければなりません。(口座をネットからアクセス可能にしている人はもうちょっとうまくやれそうですが、私は怖いのでしないです)


さらに、金額が1円違う場合も行の追加が必要です。


最後に経費を手入力。これもなんか考えても良いのですが、どうせ大した量じゃないので今回は手入力で良いや、と思って手を抜きました。


あと、事業とプライベート両方で使うものは、家事按分とかいう面倒なことをしないと経費にいれられないそうなのですが、トラブルの元になるだけな気がしたのでやめました。去年自転車買いましたが、経費にいれてません。事業とプライベート、どのくらいの割合で使ったかなんて記録するのも面倒ですし、自分で割合を決めても税務署職員に文句言われる可能性があるので。


そしてCSVが完成したので、いよいよ取り込み。
「ユーティリティ」から「602 テキストファイル変換」を選択、


「4 テキストファイルを仕訳データに変換」を選択、


取り込み方法は「上書き」、「付箋なし」を選択、


ファイルを選択してOK



正常に取り込めているか確認します。

「データ入力」から「101 仕訳データ入力」を選択、



年間入力を選択、



正しく取り込めていることを確認できました。



ついでに、印刷機能で仕訳一覧表をPDFに変換するとこんな感じでした。


さらに、ちゃんと決算報告書も出力できるのでやります。

「決算書」から「505 勘定式決算報告書(個人)」を選択、



出力月ってどうするんだ?と思ってクリックしたら、


自動で入力されました。じゃあ最初からそうしといてくれ。



「印刷」から部数は1部で良いのでこのまま、




無事、決算報告書が出力されました。これで資料準備終了です。

(本当はe-tax連携用のファイルとか使えるのかもしれませんが、形式が違ってよくわからず、今回は使いませんでした)


次回、e-tax操作編はこちら



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